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東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系 Department of Life Sciences, Graduate School of Arts and Sciences, The University of Tokyo
研究室の方針
Policy
研究は熱意ありき
吉本研では、化学〜生物学の専門知識をベースに理学・工学・医療分野に広く関連する分野横断型の研究を展開しています。時々、「○○の分野が苦手で、あまり知識がないのですが大丈夫でしょうか」という質問がありますが、熱意があれば理系・文系なども含めて、全く問題ありません。
研究は興味ありき
研究はいつも上手くいくとは限りませんから、やはり研究テーマに興味を持っていないと、日々の研究活動のモチベーションを持続することは難しいと考えます。見学や面談などを通して、自分の興味とフィットしているか、事前に十分に調査・検討してください。 しかし、一方で「○○の研究以外はしたくありません!」という頑固な方は、当研究室には向いていないと思います。
研究は実験ありき
吉本研では、まずは実験ありきの研究を行っていますので、自分で手を動かして実験することがあまり好きではない方は御遠慮ください。 ただし、研究=実験、ではありません。調査能力、成果をまとめる能力、考察力、発表する力、立案力などをまとめたものが"研究(力)"です。
研究は仲間ありき
研究室内はもちろんのこと、他大学の研究室・メンバーと協力して行う研究が多いです。自分以外の様々な立場のメンバーと礼儀正しく、良好なコミュニケーションを取れるように、研究以外の面でも指導します。また、毎年、夏(7月頃)と冬(3月頃)に他研究室と合同で研究発表会を行い、学会以外で研究をプレゼンできる機会を設けています。なお、 指導の質を落としたくないため、研究室の学生メンバー数は10人前後の小規模体制を維持したいと考えています。
研究は責任ありき
「研究を指導してもらう」というお考えの人は、吉本研にはあまり向いておりません。研究は自分の意思で進め、身につけるものです。今までの講義のように手取り足取り何かを座学で教える→試験する、という受身のスタイルではないことを理解してください。勿論、すでに研究室内で確立された実験手法などは教えます。しかし、新しい研究というのは、これまで確立した手法だけでは進められないから価値がある、新しいわけです。既に進め方や結果がわかっている、いわゆる学部時代の学生実験とは大きく異なることを理解してください。
例えば、レストランの厨房にはいった新人が、先輩から手取り足取り教わることで新しい創作料理を作ることができる一人前のシェフになれるでしょうか?・・・無理です。まずは皿洗いから初めて料理の基本を学びつつ、その合間に先輩のソースの秘密を独自に調べ、良い意味で盗み(研究は盗んじゃだめ!)、改良する。これと全く同じです。論文調査・発表・問題提起・アイディア発起などというのは、そもそもマニュアルや教科書はありません。実際の研究室で活動しているうちに自分で身につけ、工夫するものですから、各個人でその習得箇所やスピードが異なります。「自分で考えて、自分でアイディアを出して、自分で動く」。このトレーニングを経験できる場が研究室です。
博士課程進学や
アカデミックポストへの道
「研究室で研究して、向いているとわかったら博士課程に進学したいと考えてます」という方が時々います。私はこのようなコメントに違和感を感じます。例えば、芸人さんやスポーツ選手、歌手、などを目指す人が「2〜3年やって向いてなければやめるわ」と言ったのを聞くと、あなたはどう感じますか?研究職も他の業種と同じで、いつ花開くかわかりません。「自分に向いているのか・そうでないのかわからないけど、研究が好きだから上(アカデミック)を目指したいです!」という熱意ある方は、全力で指導・サポートします。
吉本研の研究内容は分野横断型であるため、身につく専門分野の数が多いのが特徴です。一歩間違えば消化不良を起こす可能性もありますが、正しく「広く・深く」経験を積むことができれば、様々な分野のアカデミックポジションに応募できるようになります。
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